HEN-JIN 人科≒変人!?HEN-JIN 人科≒変人!?

HEN-JIN 1 変人

「時流の変化に向き合う人」

これからの時代、社会、世界と向き合う上で、人間科学部では
何を学ぶことができるのでしょうか?その魅力をベバリー先生に聞いてみました。

山本ベバリー・ アン

現場に行き、データを集め、考え、また現場へ行く。いまある問題に、好奇心をもって取り組んでいます。

最近の研究は、人間の多様性に注目が集まっています。例えばgenderなら、これまでの研究対象は女性でしたが、いまはtransgenderやintersexなど、より多様な性が対象。さらに経済格差や高齢化、少子化、ヨーロッパの移民問題など、社会がグローバルに変化する時代に、どうすればいろんな人たちが共生できるのかが重要な課題ですし、人科の研究テーマでもあります。「人間科学」とは、みなさんがニュースで見るような、いま起きている問題を解決しようとする学問です。そのためにはやはり、現場に行くことが大事。人科の先生は現場に出ている人ばかりですし、学部生でもフィールドワークが充実しているのが人科の大きな魅力だと思います。

私の研究は多岐にわたっていますが、大きくはgenderとsexualityの2つ。とくにいまは若者のsexual healthと教育におけるhealth promotionの研究に力を入れています。一方で、私も当事者である国際結婚カップルの研究なども進めています。すべての研究のモチベーションは好奇心。どこに行ってもつねに人間観察していますよ(笑)。

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    希少疾患認知向上のための国際ウォーキングイベント(スペイン)参加の様子

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    教育国際化の研究会(東京)にて。ともに参加したゼミ生たちと

Profile 人間科学部 山本 ベバリー・アン 教授

ロンドン大学卒業。ノッティンガム大学大学院修了後、英国にて教師、俳優・脚本家など多様な職業を経験。その後、シェフィールド大学大学院社会科学研究科にて博士課程修了、Ph.D取得。06年、大阪大学大学院人間科学研究科講師に着任。同准教授を経て、13年同教授。

http://www.beverleyyamamoto.org/別ウィンドウで開きます
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学生と教員が協働して、異なる学問領域や市井の人たちと出会い、対話し、共に新しい「知」を創造する場です。「食べる」「老いる」「遊ぶ」など多様なキーワードについて、本の出版、シンポジウムやセミナー、サイエンスカフェの開催など、さまざまな表現方法で社会に発信します。

Graduate School of Human Sciences /
School of Human Sciences Osaka University
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