学びと研究
学際的な知の探求から、
実践性と国際性を備えた人材を養成
グローバルな視点から物事を見定め、未来を歩むための知恵と行動力を
人間科学部は人間についての理解を深めるための学部です。人間はさまざまな側面を持っています。人間は特定の文化や社会の中で、遊び、学び、悩み、そして成長します。人間の全体像は、これらのさまざまな側面を総合的に理解してはじめてとらえられます。人間科学部では、自然科学的手法、社会科学的手法、人文科学的手法をはじめとする人間を理解するためのありとあらゆる手法を縦横に用いて個々の側面に接近します。さらに、それらの成果を総合することによって、科学的な新しい人間観を社会に示し、人間の現実的な生活をより充実させることを目指しています。
本学部では、人間に関わる問題を学習するために、驚くほど幅広いカリキュラムが用意されています。人間に接近するためのさまざまな研究を紹介する講義はもちろん、実験、社会調査、フィールドワークを含めた学生参加型の授業が多くあります。たとえば、動物の行動の観察や異文化を研究するためのフィールドワーク、あるいは、コンピュータを中心とする情報処理演習、また、自分の専攻や将来の進路と関連した就業体験をするインターンシップにも参加できます。このように幅が広く、行きとどいたカリキュラムは少人数制を取る本学部の特色でもあります。もちろん、各授業を担当する教員は新しい研究成果を世界に向かって発信し続けている第一線級の研究者たちです。
本学部の教育と研究が対象としているのは、日本の国内に限らず、世界規模の人間全体です。つまり、「学際性」「実践性」および「国際性」こそが、人間科学部の3つの柱であり、研究と教育の要。グローバルな視点で自分の目で物事を見定め、自分の頭で考え、さまざまな他者とコミュニケートし、自分の足で歩けるような人材の養成をめざしています。