見ることも聞くことも難しい国に留学して
小川 竜冴 さん
2019年度博士前期2年生
私は学部生の時代にカザフスタンという国に留学していました。今ではフィギュアスケートや柔道、ロケット基地などで以前よりも認知されている国ですが、当時は日本語で手に入る情報がとても少なく万全な準備をして留学生活に臨むということが難しい状況だったと思います。そのような留学生活を通して感じたのは、インターネットや情報メディアの普及によって、どこにいても欲しい情報が手に入る世の中になったとはいえ、それは限られた箱のなかでのことでしかなかったということでした。日本で得られる情報が限られた国に足を踏み入れることで、想像もつかない感動に出会えるのではないかと思います。多くの協定校をもつ大阪大学では、国名だけ聞いたことある、もしくは、国名すらも初めて聞くという国があると思うので、そういった国に興味を向けてみるというのも留学する楽しみの一つなのかなと思います。